君の知らない物語

「おっはよー!!」

学校の校門をくぐり、教室へ行く。
高校生は登校する時間が
小、中学生より早い。
そのこともあってか、
高校生の教室は一番遠い。
歩くの疲れるなーなんて
たまに思ったりもする。
そこまで遠いわけじゃないけど。

3-2と書かれた教室へ向かう。
1が小学生、2が中学生、3が高校生。
その後は学年になっている。

教室のドアを開ける。
教室にはまだ3人しかいなかった。
窓の近くに座っている子が
笑顔でこっちへ向かってくる。