「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!! 」

私は叫んだ。
もう自分で自分を制御できなくなって。

「そんなの...そんなの嘘!!
香流は生きてる!
死んだわけない!!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっっ!!!」

ショックで気を失ってしまった方が
楽だったのかもしれない。
現実から逃げられるから。
逃げるのがダメでも、
今はそっちの方がよかった。
少しでも、感情をなくせたら...。

「お、おい!彩葉!!
しっかりしろ!!彩葉!!」

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!
香流は生きてる!!
そんなの信じない!!
絶対に、絶対に信じない!!
香流は、香流は生きてる!!!」

「彩葉!!!」