君の知らない物語

「よかったあぁ!!
ホントに、、ホントによかった。
今、彩葉のお母さん、お父さん迎えに
下に行ってるから
もうすぐ戻ってくるから。」

涙目になりながら少し興奮ぎみに
直絆は言った。
心から心配してくれていたことが
すぐわかり、申し訳なくなった。

「ここ、病院?
何で私、病院にいるの?」

私は一番気になっていることを口にした。
その瞬間、直絆の顔が曇る。