君の知らない物語

今気づいた。
私、同じこと、この時にも言ってたんだ。
香流はこの時のこと忘れちゃっただろうな。
全く同じこと言ってたなんて
ホントに私はまだ子供なんだなって
実感してしまう。


「ありがとう。」


香流の涙が頬に一筋の線を描いた。
そしてその涙は時を操るかのように
時間の空間に溶けた。