君の知らない物語


「香流くん、私、曽根崎彩葉。
よろしくね。」

「よろしく。」

香流は俯いたまま言った。
目が濁っている。

確かこの時は母と妹を
亡くしてまだ1年しか
たってなかったんだよな。
退院して転入してきたから
まだ香流の心は闇の中だったんだ。

あの時の私はまだ幼くて
よくわらなかったけど
今ならわかる。


香流はホントはすごい耐えてたんだ。