君の知らない物語

「彩葉、危ないから端に寄ってろ。」

「う、うん。」

急に香流が真面目な顔になる。
車ぐらい大丈夫なのに。

でも、その時香流は
何かに気付いてたんだ。

「スピードがおかしい。
速すぎないか??」

「え?」

車が近づくにつれ、
私もその異変に気づいた。
音の大きさも、音の質も
普通の車の音とは違う。
明らかにスピードが違かった。