これって・・・プロポーズ?




私は、今ハルが言ってくれた言葉を、しっかり胸に刻んだ。


嬉しくて・・・


嬉しくて・・・


ボロボロと涙が零れた。




ハルは小さな箱を開けて、私に差し出した。



キラキラ輝く、ダイヤの指輪。



「・・・っハル・・・」


「婚約指輪。・・・受け取って下さい。」




「ハルっ!!」



私はそのまま、ハルの体に飛びついた。


ビックリしたハルは、指輪の入った箱を、手から落として、私を受け止めてくれた。



「ハルっ・・・私は、もう充分幸せだよ〜っ!幸せを貰ってるのは、いっつも私の方だよっ!
私は、ハルといられるだけで、幸せなんだよ?」



すごく・・・すごく幸せなんだよ?



「風子・・・」



ハルは、優しい優しいキスをくれました。




「風子・・・愛してる。
子供が出来たから、結婚するんじゃないから。

俺が、お前を愛してるから・・・結婚したいんだ。」


「ハル・・・っ・・・」


「俺と、結婚してくれる?」



私は、何度も何度も、大きく頷いた。




そして、ハルは私の左手の薬指に、キラキラ輝く指輪を、はめてくれた。



「ありがとう。ハル、ありがとね?

愛してるよ?ハルの事、ずっと愛してるよ?」



ハルは照れくさそうに笑って、“知ってるよっ!”って私の頭をぐしゃぐしゃにした。



人生で一番幸せなクリスマス。




でも、違うかもね?



これから、もっともっと幸せなクリスマスを迎えるんだもんねっ!


来年は、3人だね!


ずっと一緒だねっ!



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