私はこの生活に不満なんてない。
毎日、大好きな人の寝顔が見れて、寄り道せずに帰って来てくれて、私が作った物を、文句も言わずに食べてくれる。
“おやすみのチュー”だってしてくれるしっ!!
「とにかくっ!!ちょっとは自分でやらせたらいいんだよっ!子供じゃないんだから!!」
「え〜っ仕事してるのに、かわいそうじゃん!!」
「甘いっ!!アンタがそんなんだから、兄ちゃんが調子に乗るんだよっ!!」
ハルは別に調子になんか乗ってないもんっ!!
私の異議申し立ては、アッサリ彩音に却下された・・・。
「・・・じゃあ、私は何をしたらいいの?」
「何にもしなくていいよっ!自分の事だけしてればいいじゃん!!」
「そんなぁ〜!!私の存在価値がなくなるじゃん!!」
私の言葉に、彩音は口をあんぐり。
「風子は、彼女でしょ?」
「彼女だよっ!!」
何をおかしな事聞くかなぁ〜??
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