なんか、変な町に来た。

見た目からして、やばそうな感じだった。

「わんこ。この町はだめかもしんねー。」

「野宿かぁ。今日も。」

わんこの声は普通の人には聞こえない。彼も特別な力を秘めているからだ。まだ何かは知らないが。


すると、感じ悪そうな人達がこちらに気付き、睨んできた。

その中に、俺と同い年くらいの女の子がいた。
なんでこんなところに。と思った。


すると、彼女はある男にしかられ、というより怒鳴られ、吹っ飛ばされた。

さすがに見逃せなかった。しかも、いい運動になると思った。




見た目より弱くて、やはりこの程度かと思った。

彼女の方を向くと、何やら、怖がっているようだ。
キズを見ようとすると、引き下がった。
やっぱり俺はそういう奴なんだと思った。

だが、助けようと思った。

まだ怖がっていたので、
「(女なんか)興味ねーよ。なんにもしねーって。」

と言ってやった。

すると一気に表情が変わり、ほんと?と確かめるように聞いた。

だから、そういうの無いから。

とりあえず、無理やり抱き上げた。

すると、彼女は寝だした。

「はぁっ?!何?こいつ?」

「安心したんだってば。ほんと、分からずやだなー。」

「う、うるせぇ。」  



野宿出来る場所探さなきゃな。