「ヤノウ!だいぶ力がついたんじゃないか?あれを発動しなくてもよくなったな」
「いえ、なにか無い限りあれを発動しないようにしてるだけです。」
あれ とは、俺の右目のことだ。
怒ったり、発動したい、すると決めたときのみ、右目から青い炎がでる。
そして、紋章が目にでき、さらには右手からも青い炎が出る。
剣と同化が出来るのだが、体力の消耗は激しい。
生まれつきなのか、何なのかは分からないが、かなり周りには恐れられた。
そして、俺は強くなればこの力も認めてもらえると思い、ただひたすら行く手をはばむ者(俺を消そうとする者)を倒してきた。
自分の母親が亡くなってしまうときに言われた言葉が
「あなたは今のままでは、きっとこれからも色々なものを倒し続ける。それは本当の強さではないわ。自分で……答えを見つけなさい。本当の…強さを……」
これが今、俺の旅の目的だ。


