ご機嫌の体で飛び去っていく亜鳥を見送りながら。

「さて…河童…いえ…鴉が鳴くから帰りましょうか、雪菜さん…」

小岩井が歩いて行く。

「はぁ…」

最後までさっぱり話が見えない雪菜だった。