すっかり身動きが取れなくなってしまった所で。

「ならば」

臥龍はしゃがみ、首まで埋まった大男に告げる。

「花は返してもらう。遊びたくなったらまた何度でも来るがよい」

臥龍は『恐怖』を感じさせる笑みを浮かべた。

「今度は地球の裏側までめり込ませてやるわ」