「そんな事よりさあ」
琥珀が刹那の元結の黒髪を、後ろからクイッと引っ張った。
「ノエル君がやり直しなさいって突っ返してきたんだけど、これ何がおかしいの?」
琥珀が刹那の鼻先に突き出したのは、各委員会の予算振り分け表。
「……」
表を見るなり。
「何がおかしいか…お嬢様お分かりになりませんか…?」
「?」
ハテナ?
首を傾げる琥珀。
「そこです。その風紀委員会の予算額…桁をよく確認してみて下さい」
「えっと…」
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん…。
これ?と指差す琥珀。
コクコク頷く刹那。
この金額?と指差す琥珀。
コクコク頷く刹那。
琥珀が刹那の元結の黒髪を、後ろからクイッと引っ張った。
「ノエル君がやり直しなさいって突っ返してきたんだけど、これ何がおかしいの?」
琥珀が刹那の鼻先に突き出したのは、各委員会の予算振り分け表。
「……」
表を見るなり。
「何がおかしいか…お嬢様お分かりになりませんか…?」
「?」
ハテナ?
首を傾げる琥珀。
「そこです。その風紀委員会の予算額…桁をよく確認してみて下さい」
「えっと…」
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん…。
これ?と指差す琥珀。
コクコク頷く刹那。
この金額?と指差す琥珀。
コクコク頷く刹那。


