龍乃一味のカオスな学園生活

何やら騒々しい外の様子に気付いたのか。

「どしたん?」

「何かありましたか?」

生徒会室にいた龍乃一味の面々が顔を出す。

「た、龍乃ちゃん!びーえるですとーかー!」

花が大混乱のまま訴える。

「ふ、冬樹様ぁ!申し訳ありません!」

見つかって誤解を招いてしまった事を謝る豆太郎だったが、言葉足りずの為に、びーえるですとーかーだった事を謝罪しているようにも聞こえる。

「冬樹っち、知ってる人?」

龍乃が冬樹に訊ねるが。

「…………………………」

冬樹、無言。

「そんなっ!冬樹様ガン無視ですかっ!」

見捨てられる豆太郎、酷い。