眉間に皺を寄せ、気難しい顔をしていたら。

「レディ、ゴッ!」

「ふんぬぉぉおぉおぉおぉおぉぉぉ!」

何だか向こうの席が騒がしくなった。

テーブルに座った拓斗と龍太郎が、鬼龍をジャッジに腕相撲勝負している。

体格のいい龍太郎有利かと思っていたら、なかなかどうして、拓斗も譲らない。

一進一退の攻防。

それを見ながら、霸龍闘が、リィが、虎次郎が、龍娘が、花龍が。

声援を送る。