ケーキとミルクティーの甘い香りに鼻腔をくすぐられながら。

「…そうだな、少し俺も楽しませてもらうとするか」

遠く聞こえるパーティーの喧騒を聞きつつ、武はフォークを手にする。










聖夜の宴は、いつまでもいつまでも。

朝まで終わる事なく続く。

『メリークリスマス!』と。

どこからか歓声が聞こえた。