『あのスペシャルバカの娘が生徒会長になってから初めての行事で心配してたけど、予想以上に楽しかった!』

『行事実行委員の人がとても親切に対応してくれて、初参加でも安心して楽しめた』

『一生懸命楽しいイベントにしようって頑張ってるのが伝わってきた、行事実行委員の人有り難う』

『来年もクリスマステロやるんだろ?期待してるぞ!』

寄せられていたのは、武の疲れも吹き飛ぶような言葉ばかり。

「…くたびれ儲けでもなかったか…」

フッと笑みをこぼす武の目の前に。

「武君、どうぞ」

セレナが取り分けたクリスマスケーキと、温かいミルクティーの入ったカップを置く。

「行事実行委員のお仕事、お疲れ様でした。もう武君が休んでても大丈夫ですから…これ食べたら、会場を回って楽しんできて下さい」

セレナの言葉に、冬樹も花も頷く。