「あれ、あれ」

ノエルがそれとなく指先た先には。

イライライライライライライライライライライライライライラ。

腕組みして、不機嫌そうな顔して、カタカタと貧乏揺すりしながら壁の花と化している亜鳥の姿があった。

ツンオーラ全開。

今の彼女には、どんなKYなチャラ男も声をかけられまい。

迂闊に近づこうものなら、黒羽根の礫を食らわされる事になるに違いない。