とある休日の夜。

琴月別邸。

刹那は自室にて授業の予習中。

人付き合いが悪く近寄り難い雰囲気を醸し出している刹那だが、実はこう見えてなかなかに優等生である。

龍乃辺りよりはずっと成績もいいし、時には琥珀に勉強を教えたりする事もある。

まぁ琥珀も刹那に教わる事など滅多にないほどの頭脳明晰だが。

そんな琥珀が。

「刹那君、ちょっといいかな?」

刹那の部屋に訪れた事から、今回の話は幕を開ける。