「なあリィ」

職業兇手・黒爪の追跡調査任務。

その途中、霸龍闘は奇妙な違和感に襲われていた。

それはエージェントとしての勘か、それともかつて瑠璃一味として黒爪と何度も相まみえた経験か。

「あの黒爪さあ…」

霸龍闘は呟く。

「何か昔より弱くね?」

「……」

リィは、こてん、と首を傾げた。

「…霸龍闘もそう思う…?」