そんな二人に。

「おーい、花っちに冬樹っち~!」

帰り支度を済ませた龍乃達生徒会役員が声をかける。

「お疲れ様~!一緒に帰ろ~!」

「……………………………………」

相変わらずのボンヤリ顔で、冬樹は静かに頷いた。