「~~~~っっ」

思わず目を背ける刹那。

「ん?」

照れるでもなく、琥珀は笑みすら浮かべて刹那の顔を見る。

「昨日と打って変わって、今日はピンクのフリフリ付きだよ?」

お嬢様の昨日の下着なぞ知らんわっっっっ!

しかも今日のも訊いてないわっっっっっ!

「恥じらって下さい!照れて下さい!頬を染めて下さい!恥辱に涙目になって下さい!」

「そーゆーのが刹那君の好み?」

「大和撫子とはそういうものでしょうっっっっ!」

「アッタマ固いんだぁ、刹那君て」

スカートの裾を指先で摘まんで、ピラピラと弄ぶ琥珀。

「遊ばんで下さい!」

おのれっ、この薄布めが!

この音無 刹那を愚弄するか!