「貴様も誇り高き臥龍の血筋ならば、他者を侮辱して激昂させて勝ちを拾うなどという姑息な真似はするな。正々堂々戦わんか」

「侮辱ではないのです、真実を述べただけなのです」

相変わらず口の減らないさくらだが。

「ですが…」

彼女はようやく立ち上がる。

「思っていたよりも骨があるのは認めるのです」

さくらはくりくりした瞳で、琥珀、武、刹那の三人を見つめた。