「?何ボケっとつったってんの? あ、低能だからしょうがないよね。 早く行くよ。」 そう言いながらも手をとって一緒に歩いてくれる李斗が、私は好きだ。 「口が減らないねー。 そのかわり髪の毛減るんじゃない?」 「…そっくりそのまま返す。」 「毒舌」とは、私たちにとっては 『愛』である。