いや、事の発端は李斗なんだよ?

席が隣になり、何かと毒舌を私に繰り出してくるものだから、私も言い返す日々を繰り返すうちに……



「は?好きな人?
俺の彼女はお前だボケ。」



いつかいつか、教室が2人きりだったときに聞いてみた質問に、まさかの『俺の彼女宣言』をされたのだ。



…いや、私も好きだったからいいんだけどさ。