「怒ったわ!怒った顔もかっこいいわ!」


あほか。


私はそのまま通り過ぎようと思ったがなぜか体は人混みの中心へと向かっていた。


「遥香?」


沙耶が不思議そうに呼びかけてくる。


確かに今日の私はどうかしている。


人混みの中心に着いた時、相沢くんや女の子たちが注目してきた。


「あんたらバカじゃないの?人のこと付け回して、ストーカーじゃん!」