駐車場側にある裏口は、正面から比べればやや見劣りするが、それでも立派な作りになっていて、本当に裏口なのだろうかと訝しく思うほどだ。
自動ドアの脇に、認証システムの機械が取り付けられており、カードの差込口に、沙耶は友達から借りた社員証を入れた。
が。
「おかしいなぁ。。。」
何度通してみても、ビーという電子音とエラー表示が出てしまう。
「カードの向きが反対なんじゃないですか?」
首を傾げている所に、突然背後から声をかけられて、内心驚いた沙耶は直ぐに振り返る。
見ると、そこに制服姿の男が立っていた。
さっき、正面玄関で見かけたボーイの中の一人だろう。
年は沙耶よりも少し上だろうか。
「あ、す、すいません…」
慌てて沙耶は社員証の向きを変えて、機械に差し込む。
今度はピピッと小気味良い音がして、自動ドアが開いた。
「あ、開きました。ありがとうございます。」
沙耶はほっとしながら、もう一度振り返って男に御礼を言う。
名札がちらりと見え、『坂月』と書いてあった。
「いいえ。」
坂月はにこやかに首を振って、今度は自分のカードを通す。
自然と並んで自動ドアに入ることになった。
「見ない顔ですけど、新しく雇われたんですか?」
守衛に軽く会釈しながら、坂月は沙耶に尋ねる。
「いえ。今日だけ、単発、です。」
それだけ言うと、坂月は納得したように、あぁ、と手を打った。
自動ドアの脇に、認証システムの機械が取り付けられており、カードの差込口に、沙耶は友達から借りた社員証を入れた。
が。
「おかしいなぁ。。。」
何度通してみても、ビーという電子音とエラー表示が出てしまう。
「カードの向きが反対なんじゃないですか?」
首を傾げている所に、突然背後から声をかけられて、内心驚いた沙耶は直ぐに振り返る。
見ると、そこに制服姿の男が立っていた。
さっき、正面玄関で見かけたボーイの中の一人だろう。
年は沙耶よりも少し上だろうか。
「あ、す、すいません…」
慌てて沙耶は社員証の向きを変えて、機械に差し込む。
今度はピピッと小気味良い音がして、自動ドアが開いた。
「あ、開きました。ありがとうございます。」
沙耶はほっとしながら、もう一度振り返って男に御礼を言う。
名札がちらりと見え、『坂月』と書いてあった。
「いいえ。」
坂月はにこやかに首を振って、今度は自分のカードを通す。
自然と並んで自動ドアに入ることになった。
「見ない顔ですけど、新しく雇われたんですか?」
守衛に軽く会釈しながら、坂月は沙耶に尋ねる。
「いえ。今日だけ、単発、です。」
それだけ言うと、坂月は納得したように、あぁ、と手を打った。


