キュッ


廊下を歩いていた日向の足が
突然止まった。



「日向ー?」

「あ、先行っといて」



日向の視線の先に映る、
唯と宮崎の姿。

唯が笑う姿に
なぜかモヤッとした感情が生まれる。


何で、こんなに胸が痛くなるんだ…?

水木が宮崎と話してるのを見てると
なぜか胸が痛んで、

切なくなる。


『水木と仲良かっただろ』


あれからなぜか頭から離れない
宮崎の言葉。


俺は、

何か大切なことを
忘れてる気が、する……