キミとゆびきり〜涙の約束〜

「ちぃちゃん?」


私は首を傾げながら
ちぃちゃんの横顔を見つめてると、

突然グイッと手を引っ張られて。

足元がよろけた。


「ちぃちゃん!?」

「やっぱり他のとこ行こ!」

「突然どうしたの?」


私はちぃちゃんが
さっき見つめていた先を

ゆっくりと振り返って…


瞼を大きく見開くいた。

心臓が鷲掴みされたかのように
時が止まった気がした。


ピタッと止まる足。

私はその場から
動けなくなってしまった。