夕方6時過ぎ。


「日向!」

「悪い、待った?」

「ううん、大丈夫」


K駅の改札口の前で
日向が女の子の元に駆け寄った。

自分とは違う制服を
身に纏った、女の子。


「学校どう?」

「んー、まぁ慣れたかな」

「そっか。突然転校することになって、どうなるかと思ったけど…上手くいってるなら良かった!」

「せっかく沙奈と同じ高校入ったのな」


そうだね、

そう笑いながら沙奈が
慣れたように日向の腕に手を廻す。