キミとゆびきり〜涙の約束〜

そのあとは
解散した私たち。

ガラッと教室の扉を開けて、
中へと足を踏み込んだ。



「あ、帰ってきた。おかえり」

「ごめん、遅くなっちゃって。もう昼休みそんなにないよね」

「大丈夫大丈夫。それよりどうだった?」

「あー…、うん。ちぃちゃんの言う通りだった」


私は照れくささを隠しながら
鞄からお弁当を取り出して、

机に広げた。


すると、

「やっぱり!」

ちぃちゃんの目が輝く。