キミとゆびきり〜涙の約束〜

「よっしゃ!」

「!」


その時、

宮崎くんから大きな声が漏れて
私の身体がビクッとする。

お互いの顔を見て、
私たちは笑いあった。


「それじゃぁ、とりあえずはアドレスとか教えて?」

「あ、うん」

「なんか変だよな。今更友達って俺が言い出したんだけど」

「あ、今私も思ってた」

「まじ?でも…俺、友達のままじゃなくていつか彼氏の座目指すから」


ニッと笑いながら
宮崎くんは私を見て。

私のアドレスを登録したのか
スマホを返してくれた。