キミとゆびきり〜涙の約束〜

「だからまずは、友達になって下さい!」



そう言うと宮崎くんは、

私に向かって腕を差し出して
頭を下げた。


なんかこんな光景、

よくテレビで見かけるけど
まさか私がされるとは…


「…えっと、じゃぁ」

「!」



私は宮崎くんの手を取って
軽く頭を下げる。

小学校の同級生なのに、

今更友達だなんて変だけど
宮崎くんとはいい友達になれそう…


純粋にそう思った。