「……突然、ごめんなさい…」


何で、私たちの名前……


突然現れた彼女に、

驚きが隠せなくて、
私はただその場で彼女を見つめた。


「今日は、あなた達に話したいことがあって来たの」

「話?」



隣から聞こえた宮崎くんの声に
私はハッとして、

宮崎くんを見上げる。


私はこの人を知ってるけど、
宮崎くんは何も知らない。

きっと宮崎くんの方が
驚いているだろう。


私は視線を彼女に向けると、

彼女は申し訳なさそうに


「私に着いて来てくれますか?」


そう言った。