「統也。ちょっと来てくれるか?」


その日
俺はいきなり慎さんに呼び出された

そこには
いつもと違う慎さんの顔があった


「…どうかしたんすか慎さん」

「お前に頼みたいことがある」


頼み?


「これをお前が預かっていてほしい」


これは…
封筒?


「最近な胸騒ぎがするんだ。だから、もし、俺に何かあったらこれを妹に渡してほいし」


ピクッ

何かあったら…


この頃の俺は幹部しか知らないことも知らされていた

だから
俺は慎さんからこの封筒を受け取った