「突然だけど2人に報告があるんだけど…」


明日奈が突然報告があると言ってきた。
まぁ、私も雅も大体の予想出来ているけど…。


「報告って彼氏が出来たこと?」

「うん…って何で知ってるの!?」

「顔に出てるからに決まってるでしょ」


明日奈は素直というかバカ正直というかまぁ、隠していても表情に出てしまうからすぐにばれてしまう。


「/////っっ!!」


なぜか、みるみる明日奈の顔が湯タコみたいに真っ赤になっている。


「それで、その彼氏さんは、一体誰の?」

「うぇっと……。みっ水宮 碧斗(みずみや あおと)君です。」

…水宮 碧斗。


「…あの“Blue Bird”の?」


“Blue Bird”
全国最強と言われる族。

水宮 碧斗は、確か“Blue Birdの副総長”


「そうだよ。それで、今日碧斗に“Blue Birdの倉庫”に来ないかって誘われてて…」


“Blue Birdの倉庫”に……
あの倉庫に呼ぶということは、それなりの覚悟があるってことか…。


「それで、2人にも一緒に来てほしいの」


…あの倉庫に


「お願い!2人共!!」

「私は別にかまわないけど?」


雅…


「みっ…雅~(泣)」

「それにBlue Birdの連中がどんな奴らか興味あるしね」