昼休み私は明日奈と一緒に屋上に来ていた

いつもならここに真紘も一緒のはずなのだが今ここにいるのは私達だけ

…いや

私達だけというのは違った
私達とBlue Birdの幹部の人達だけ


なぜ彼らと一緒なのかは


「いつも俺達は屋上で昼をたべてるんだけど明日奈も一緒に食べない?」


という水宮先輩の一言からだった


まぁ彼らは私達を護衛をしているから必然的には一緒になるのことは明白よね

明日奈は真紘も誘ったのだけど昨日の今日でくるわけもなく私達だけで屋上に来たのだけど


真紘はちゃんと食べているのかしら


真紘は私達と一緒じゃない時基本的食事をまともにとらない


一応忠告はしといたけどやはり心配になる


明日奈もこれを知っていたから断られるのを分かっていて誘っていたのだけどね…


そんなことを考えていた時栗原 晃汰が


「明日奈ちゃん達はなんであの子の友達なの?」


そう聞いてきた


「はっきり言ってあの子いい印象ないんだけど…」


まぁ
何も知らない人こら聞いたらそうでしょうね


「…晃汰君達にとって真紘はどんな風に見えたかはわからないけど、私達にとって真紘の存在は一言で言い表せない存在なんだよ」


明日奈は、ひどく寂しそうにそれて大切な宝物そっと触れるかのように言葉は発した


私と明日奈はずっと真紘を見てきた


だから分かっていていた


私達ては真紘を助けることも守ることも出来ないことを…

だから、この可能性を見つけたとき賭けるしかないと思った


これは賭け
無謀だと私も明日奈もわかっている


だとしても賭けてみたい


あの人の後を継ぎ、どことなく似ているこの人に…