「それにしても驚いた」
3人が帰った後
この部屋は俺と碧斗だけが残っていた
「何が」
「お前と河神 真紘ちゃん。」
河神 真紘
確かにあれには驚いた
“「…余計なお世話。護衛なんていらない」”
“「…守られても大して変わらないと思うけど」”
晃汰も義人もこんなこと言われると思っていなかっただろう…
まず、あの場にいた全員が思っていなかっただろう
「そいつに関しては俺も同意だが、なぜ俺も入る」
「普段のお前ならあんなことしないだろ」
まぁ、確かに普段ならやらねぇな
3人が帰るさい俺はあいつの腕を引っ張ってソファーに押し倒した
そして
「男に襲われるってのはこういうことだ」
とあいつに忠告をした
「…気になるのか?」
気になる…
確かに俺はあいつを気にはしている
「…あいつを見てどう思った」
「ん~俺は何か強い意識があるように思えた」
俺はあいつを見て不安になった
見ていないとどこか消えていなくなってしまいそうな感覚になった
それに、あいつを見ていると懐かしい
そう思った…