孤独な少女と誠の武士

 ドンッ――。

 ……っ!

 一瞬で体中の力が抜けた。その拍子に体は地面に叩きつけられ、出血しすぎたせいか、体に力が入らない。

「くそがっ!」

 こんなところで、こんなところでくたばってたまるか! まだ死ぬわけにはいかない。まだ、行かなきゃいけねえ場所があるんだ!

 ――バンッ!

「うっ……」

 その銃弾が致命傷になったのか、だんだん意識が薄れてきた。

「くそっ! くそっ! こんな……ところで……」

 意識が朦朧とする中、空から白いものが落ちてきたように見えた。

 雪……。雪、もう一度だけ、あともう一度だけ、お前の顔が見たい。会いたいよ、雪……。