晴れ時々@先生の妹【第2巻】



そして、中村先生の父親が勢い良くトイレのドアをバタンと開き。





「拓夢が、いない!」





後を追いかける中村先生。




続けて、中村先生の父親が浴室のドアをバーンと勢い良く開け。




「ここにも、いないぞ!」




ピンときた中村先生の父親が、今度は中村先生の寝室の部屋を目掛けて走る。




そこだけは止めてくれ!、と中村先生が心の中で叫ぶ。




ーー拓夢逃げろ、隠れるんだ。





中村先生の父親が真っ暗な寝室の部屋に入って行く。