――んっ!?





インターホンの音を聞き中村先生と二戸 梨杏が同時に顔を見合わせて、玄関の扉の方へくるっと振り返った。







――こんな時間に、また管理人の小森のおばちゃんか?






――夜遅くに、誰なんだろうね?







モニター画面に映る人物を見て一瞬表情が固まった中村先生。








小さな画面に映る下を俯いていた人物がゆっくりと顔を上げ始めた。








――ねぇ、先生、誰が来たの!?