それから、人混みを避けながら、ただ前に進む二人。 空港に着いた二戸 梨杏は先に搭乗手続きを済また。 残された時間が減っていく中で、中村先生は二戸 梨杏に気づかれないように然り気無く幾度自分の腕時計を見たことだろうか。 やがて、二戸 梨杏と中村先生のお別れの時間がやってきた。