その後、ポチ、タマ、小春に餌をあげたが、俺と一緒みたいだった。 ああ、わかっている、皆、二戸がいなくなるのが寂しいんだな。 だって、俺達は“家族”だからな──。 部屋を出る時間が近づいた。 中村先生が照明を一つずつ消していく。