「じゃあ、イギリスに行ったら、その鳥を探すね」 「ああ」 「私を直ぐに、見つけてね……」 「あ、そうだ。二戸、明日の朝御飯は何がいい?」 そう呼びかけるも、返事がかえってこない。 側から二戸の気持ち良さそうな小さな寝息が聞こえてきた。