時は刻々と進み。 学校の仕事が忙しくなってきた中村先生。 もう一人で英語を教えるのには限界かもしれないと思った時、大学一年生の英米語科に在学中の拓夢に頼らざるを得なかった。 拓夢の得意科目は英語だ。 中村先生も最初から拓夢を頼れば良かったが。 拓夢が二戸 梨杏の側で英語を教える情景を思い浮かべると。 いささか抵抗が生まれる。