晴れ時々@先生の妹【第2巻】


「ああ、それは、僕の奥さんが作ったプティングだよ。君がイギリスに来た時は、ぜひ我が家でご馳走をするよ」


「本当に──!」


目を輝かせる二戸 梨杏。


「ああ、本当だよ。約束をするよ」


「君は、食べることが好きみたいだね?実に、良いことだ!」



「良いこと!?」



「人間の基本は食べることなんだよ。食べないといいアイデアは絶対に浮かばない。つまり、良い絵が描けない。君の食事を作っている人は、素晴らしい人だ!」