「なんだかレンを見直しちゃったかも」
「なんだ急に」
城に戻り、レンの部屋で二人。
私はソファに座りまじまじとレンを見つめながらそう言った。
「ソウシの事も、見抜いたうえでなにも言わずに側に置いてたんでしょう?」
「…それが正解だったのかはわからんがな。現に、お前には辛い思いを」
「でも、それがソウシの事を救ったんだから、正解だったんだよ」
一番隊での生活はソウシの気持ちを変えたんだから。
よかったんだと思いたい。
「仁の事も、ユキちゃんの事も救ったんだもんね」
「…俺だけの力じゃない」
「え?」
「お前がいたからだ」
「私…?」
「お前を、悲しませたくないからな」
レンの優しい瞳が私を射ぬく。
私は、身動きが取れずに。
「約束だったな」
「え?」
「すべて終わったら、お前をもらうと」
「えっ?」
がたんと音を立て椅子から立ち上がったレンが私の側に近寄る。


