続♡プリンセス☆ロード




私たちは、城に向かう前に人のお母さんのお墓の前に来ていた。
私と同じ地球で生まれた人。


あなたは、幸せでしたか?



悪魔との子供を身籠り、どんな気持ちでしたか?





でも、あなたは、仁を愛した。
幸せ、だったんだよね?





「…仁を、見守っててね」




私はそう願いを告げ、手を合わせる。
ポケットから取り出した指輪を、墓石の上に置いた。




「…母さんの故郷には戻せなかったけど、これでよかったと思う。母さん、きっと手放したくなかったんだよな」





仁が優しく笑った。





「じゃあ、いこっか」

「ああ」





城に向かって歩く。
もう、振り返らない。



前を向いて、歩いていくと決めたから。