続♡プリンセス☆ロード




「俺の城に来い」




落ち着いた仁に、レンがそう言った。
まさか、レンがそんなことを提案するなんて思わなかったから私も驚く。

でも、レンは最初からそんなことを考えていたのかもしれない。



「お前の性根、俺がしっかり叩き直してやる」




そんな、ドS発言は…聞かなかったことにしよう。
仁は、戸惑いながら、それでもソウシにもそう促され、小さく頷いた。





「俺にしたことは、水に流してやる。しかし、紗南への仕打ち、しっかり償ってもらうぞ」

「…うん。…本当に…ごめん…」

「仁…。…許してあげない」




私は、そう言って頬を膨らませた。




「私の事、ちゃんと紗南ちゃんって呼んでくれたら許してあげる。王妃さまとか紗南さまとか呼んだら許さないんだから」

「…え」

「紗南さんらしいですね」



ソウシが苦笑する。
私は、仁の上に立ちたいわけじゃない。
友だちに、なりたいんだ。




「紗南ちゃん…」

「うん、合格!」




甘いと言われるかもしれない。
許してしまう事が、いいのかどうかはわからない。



でも、私はこれでよかったって信じてる。