先生と私

お、重い…。

「ここだ。」

先生に着いてやってきたのは、数学準備室。

「ふぁー。重かった」

私は手に持っていた重たい問題集を下ろして一息。

「お疲れさん!助かったよ。」

ニコッて笑った先生に思わずドキッときちゃった。

「い、いえ!それじゃぁ私は戻りますね。」

照れながらそそくさと帰ろうとした時だった。